こんにちは、茅場町女性鍼灸院です。

日々の心配事から地震や台風など自然の脅威まで、備えて置きたいのは備蓄ばかりではありません。

いざという時こそ、穏やかに落ち着いて行動できるように気持ちを整えて過ごしたいものですね。


心がざわついた時には、ぜひこのツボをお試しください。

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【ツボの場所】

手のひらの中央

手を握ったときに中指の先が触れるところ

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【レッツ!ツボケア】

お灸:しっかりとした熱さで、心地よく感じる程度のお灸がおすすめです。


指圧:親指をツボに当て、手のひらに向かって押し込みます。


冷却:労宮に熱がこもっている場合には冷たいタオルを握ると気持ち良いでしょう。



【ツボの効果】

情緒や精神が不安定な時に使われるツボです。

様々な刺激に敏感になっている方や、緊張時に手汗が出やすい方にも有効です。




【ブログ限定記事】

「手当て」や「たなこごろ」など手に関することわざや慣用句には、心の持ちようや心に癒しを与えてくれるような表現が多くあります。


労宮が属する心包(しんぽう)という臓は、心(しん)を包む組織であるとされ、解剖的には心膜にあたるともいわれています。

機能的には心の機能である血(けつ)の循環や精神の維持などを支える働きがあり、外の邪気から心を守っています。


心という大将に容易く敵を近づけないように塀を固めるのが心包の役目、といったところです。


現代社会において外からの敵といえばストレスが考えられますが、拳にも掌にもなるのがまさに労宮のツボがある手ではないでしょうか。


残暑が厳しいとは言え、同時に季節の変わり目でもあり、気分の落ち込みや天候の影響を受けお疲れがでやすい時期でもあります。


労宮という癒し効果を持つツボを味方につけ、からだの手当てだけでなくこころの手当ても忘れずにお過ごしください。




【まとめ】

東洋医学では手のひらは身熱がこもりやすいとされ、心身の緊張や不安感を解消するために体が反応していると捉えます。


心のざわつきを掌で癒せる、離れた部分で反応しあうところにツボの面白さを改めて感じさせられますね。




【次号予告】

次回は「太衝」です。お楽しみに☆



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