こんにちは、鍼灸師の犬塚志保です。
水分をこまめに取りましょう、夏になるとよく耳にする言葉です。
確かに、熱中症対策として水分摂取は大切です。
水分をこまめに取った分、尿の回数が多くなる、なんてことはありませんか?
かえって腎や膀胱に負担になっていませんか?
一般的な尿の回数は1日に4~5回とされています。
それ以上少ない場合は、汗や熱、下痢などで水分の排出がされている場合がほとんどです。
それ以上多い場合、特に8回以上は要注意です。
尿量もあり、色が濃い場合は、膀胱などの熱が考えられます。
尿量が多く、色が薄い場合は、下半身の冷えが考えられます。
不安だから行っておく、という方は心因性頻尿の可能性があります。
過活動膀胱
高齢になってくると、膀胱の伸縮性も落ちてくるので、貯められる尿の量も少なくなってきます。徐々にトイレに行く時間を延ばす練習を続け、目標は映画1本分出そうです。
尿漏れ予防で有名な骨盤底筋運動は、過活動膀胱にも有効です。
膀胱炎
排尿困難を伴うものは前立腺肥大や、膀胱炎などが疑われます。
湿熱が考えられますが、繰り返す膀胱炎などは陰陽の失調を整えることも必要です。
夜間尿
夜間尿に悩まされている方は多く、高齢の方だけでなく、40代の女性でも夜中に毎回トイレに行くという方は少なくありません。
腎機能の低下で、夜間も昼間と同じペースで尿を作ってしまい、夜間に尿意を感じて起きてしまいます。尿を
東洋医学的には腎陽虚です。下半身の冷え症状があれば確実です。
トイレ関係のお悩みは、なかなか人に話す機会がないと思います。
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