こんにちは、茅場町女性鍼灸院です。
いきなりですが、月経と排卵の関係についてお聞きします。
月経が来ている=排卵ができている、〇か×か?
正解は・・・×です。
毎月、定期的に月経が来ている方はおそらく問題ありません。
月経周期が不定期
月経がほとんど来ていない(無月経)
何らかの理由でピルを用いている
などの要因が当てはまる方は、排卵ができていない可能性があります。
卵巣にある原始卵胞は、排卵3か月前には二次卵胞まで成長し、3か月後の排卵に向けた準備を始めています。
遺伝子異常や、脳下垂体などの要因で無月経が起こっている場合には、初潮が遅いなどの所見や家族歴などと合わせて、ご本人も自覚されていると思います。
娘さんがいるご家庭では、16歳を目安に専門家へのご相談をおすすめします。
そのほかの排卵障害では、ホルモン検査や内診などではじめてわかることも多く、生理が来ている=排卵できていると思っていた方は大変ショックを受けることがあります。
ホルモン検査ではFSH、LH、PRLなどの数値を、内診では卵巣や子宮内膜の状態を確認してもらう必要があります。
排卵できているかどうかを確かめるには、どうしたらいいとおもいますか?
実は、確認する方法がないのです。
排卵しているか、卵管は卵子をつかみ取ることができたのか、これだけ医療が発展しているのにも関わらず、それらを確認する方法はないのです。
無数の原始卵胞から厳選された、たったひとつの成熟卵胞。立派に成長できたとしても、排卵できなければ、受精することもできません。
妊活をはじめるにあたって、まずはタイミング法で授かる可能性があるのかどうかを確認する必要があります。それは病院で確かめなければわかりません。それによって病院を変える必要も出てくるかもしれません。
残念ながら、排卵をさせる妊活鍼灸治療はありません。
鍼灸治療は魔術でも忍法でも、スピリチュアルなものでもありません。
特に不妊治療の場合、西洋医学的な情報を参考にしながら、東洋医学的なサポート体制で臨むことが多いため、より詳しい病院情報がわかると鍼灸治療の幅も広がります。
これから妊活をはじめる方も、いつかはじめるつもりの方も、まずは自分は排卵ができているのかどうか、確認してみることから始めてみましょう。