こんにちは、鍼灸師の犬塚志保です。


七草、鏡開きも過ぎて、やっと通常モードになってきた頃でしょうか。


今回のブログは、年末年始で食生活が乱れてしまった皆さまにぜひお読みいただきたい記事となっております。


茅場町いとう医院で栄養カウンセリングを担当している管理栄養士の成島さんより、「体重管理に必要な栄養のキホン」というテーマでお話をしていただきましたのでご紹介いたします。



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管理栄養士の成島です。

  

妊娠前・妊娠中に必要な管理の1つに「体重」があります。


この時期の体重管理は生活習慣だけでコントロールできないこともありますが、「体重が多すぎる/少なすぎると何がいけないのか?」「体重と関係の深い食事は何をどのくらいとったら良いのか」をお話したいと思います。




①体重について

「妊娠前の体重管理」のポイントは、BMIを【18.5以上25.0未満】にコントロールすることです。



BMI(Body Mass Index)とは「体格指数」のことで、
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗] で求めることができます。



日本肥満学会の定めた基準では、
18.5未満を「低体重(やせ)」
25.0以上を「肥満」
と定めています。



最近のデータでは女性の肥満は約4人に1人、低体重は約9人に1人という報告もありBMIは妊娠にも影響します。




例えば、低体重の場合は低出生体重児分娩や切迫流産、切迫早産のリスクが高くなるといわれています。


一方、肥満の場合は妊娠高血圧症候群や巨大児分娩などのリスクにつながります。


必ずしもBMIをコントロールすればこれらのリスクが0になるということではありませんが、妊娠を見据えた体重管理のために参考にしたい値です。




②栄養素について


次に、「食事」のお話です。


みなさんは「バランスのよい食事」という言葉を聞いたことはありますか?


私たちは日々さまざまな食品から・さまざまな食品成分を摂取しています。


その食品成分の中でも、生きる上で欠かせないのが「栄養素」です。


ご存知の方も多いかもしれませんが、栄養素には次の5種類があります。



①炭水化物 
②たんぱく質 
③脂質 
④ビタミン 
⑤ミネラル



近年、多様な食品成分が「体によい」といわれてブームをつくっていますが、まずはこの5種類の栄養素をバランスよく摂取することが体づくりの基本です。


これらの栄養素は必要量に個人差があり、計算するのはとても大変です。


そこで、以前のブログで紹介した「手ばかり」を使うと、道具がなくても手軽に日頃の食事を振り返り・整えることができるので、参考にしてみてください。


手ばかりでは、「主食」によって炭水化物を、「主菜」によってたんぱく質・脂質を、「副菜」によってビタミン・ミネラルを中心にとることができます。



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「もう少し具体的に食事の内容・量を知りたい」という方は、「食事バランスガイド」も参考にしてみてください。


また、食品には栄養素が複合的に含まれているので、「いろんな食品をとるように意識する」ことも大切です。


「いろんな食品がとれているかを確認したい」という方は「三色食品群と6つの基礎食品」で各グループの食品をまんべんなくとれているかチェックしてみるのもおすすめです。


体重管理のご相談や日頃の食生活のお悩みなど、お気軽にお申し込みください。



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以上、管理栄養士の成島さんのお話でした。


栄養の過不足やアンバランス加減は、自分ではなかなか気がつきにくいものです。


手ばかりやバランスガイドなど指標となるものを活用して、妊娠前・妊娠中に欠かせない体調管理の習慣を身につけましょう。


成島さんのカウンセリングのご予約はお電話か@LINKから受け付けております。


受付枠が限られていますので、ご希望のお時間などありましたらお早めにご予約くださいね。