こんにちは、茅場町女性鍼灸院です。
まだまだ寒い2月ですが、暦の上では春になります。
『春眠暁を覚えず』という古語があるように、まだまだ布団の中でぬくぬく朝寝坊したいですよね。
しかし夜更かしや朝寝坊など不規則な生活をしている人は、自律神経が乱れ、新しい季節への切り替えが上手に出来ずに花粉症などのアレルギー症状を起こすといわれています。
『合谷』には、冬のリラックスモードから春のやる気モードに心身を切り替え、花粉による涙、鼻水といったアレルギー症状を抑える作用があります。
【合谷の場所】
『合谷』は人差し指と親指の骨が交わるラインの頂点を目安にしてください。そこから人差し指の骨の際を押してみてイタ気持ちいい場所です。
★レッツ!ツボケア★
【指圧】
左合谷を指圧する際には、右親指を当てて指圧していきましょう。右の合谷も左と同様に押していきましょう。
指圧をツンと感じましたら、10秒押して3秒休むを3〜5回繰り返してください。
★レッツ!ツボケア★
ツボ刺激を繰り返して、花粉に負けない健やかな春を迎えましょう。
★補足記事★
ところでなぜ副交感神経が優位になるとアレルギー症状が起こるのでしょうか?
それは鼻の粘膜には自律神経(交感神経と副交感神経)が分布していて、自律神経は血管に流れる血液量を調整したり、鼻の分泌腺からの分泌を調節しています。
鼻粘膜はヒスタミンの刺激を受けると、くしゃみが起こります。そしてヒスタミンによる刺激が分泌をコントロールする副交感神経までに及ぶと、分泌腺の働きがより盛んになり、鼻水がたくさん出るようになってしまいます。
つまり副交感神経が働きすぎてしまいますと、アレルギー症状を起こすというカラクリなのです。
アレルギーにお悩みの方は、副交感神経の働きを抑え、交感神経を優位にするためにも日光浴や運動を積極的に行いましょう。
★次号予告★
3月号のツボは「印堂(いんどう)」です。
春に向けて、心を整えてくれるツボをご紹介します。お楽しみに!
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