こんにちは、茅場町女性鍼灸院です。

のぼせは上半身に熱っぽさを感じる自覚症状のことですが、風邪や熱中症のほか自律神経の乱れとして男女共に更年期世代に出やすい症状のひとつです。


随伴症状として顔が赤い、急な発汗などわかりやすいものもありますが、情緒の乱れ、めまい、疲れやすい、肩こり、頭痛などものぼせの症状として含む場合もあります。


のぼせは予期せずやってくることもありますので、とっさにつかえるツボとして覚えて置きましょう♪


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【ツボの場所】

頭頂部において、鼻の頭と耳の穴が交わるところ

その周囲にて押すとイタ気持ちいいところでもOKです!


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【レッツ!ツボケア】

お灸:頭髪がありますのでセルフケアではおススメいたしません


指圧:指先か指圧棒などを使って、イタ気持ちいい強さで押しましょう。ゆっくりと3呼吸したあと、指を離して1呼吸します。


ヨガ:ヨガでは床に百会を押し付けるポーズがいくつかあります。壁などでも応用できますが、指導者の元でお試しいただくかご自身の無理ない範囲で行ってください。




【ツボの効果】

今月ご紹介する百会はのぼせの応急処置に活用していただけるツボです。


自律神経の乱れを整えるには身体の内側からアプローチしていく必要があり、一時的な対策と中長的な対策を並行して取り入れる事をおすすめします。




【陰陽と更年期】

陰陽、男女、上下など物事を2つの視点で分けることが多い東洋医学ですが、のぼせに置ける治療方針も同じように考えられています。


上半身の症状を鍼灸治療で行う場合では、今回ご紹介する百会のように症状が出ている部位に近いところのツボを使うことと、その部位と遠いところのツボを同時に使います。




のぼせの場合には頭頂部に集まりすぎた気血を分散させる=散らす必要があります。


頭頂部と遠いところにあるのは足です。


過去のツボ新聞でもご紹介したことがあるように、ふくらはぎや脛、足裏にも重要なツボがたくさんあります。


それらのツボを使うことでのぼせの処置を行い、身体的上下のバランスを保つことが中長期的な対策としてご提案しています。




また、更年期障害は女性だけの話ではないことはご存じでしょうか。


女性に比べて時期や期間の予測が難しく、肩こりや腰痛など不定愁訴はもちろんのこと過度のイライラや性機能の低下などは男性更年期障害のひとつとされています。




ツボのセルフケアや鍼灸治療はもちろんのこと、足を使うスポーツやラジオ体操、ウオーキングなど軽い運動習慣を身につけて置くことは更年期世代のQOLの維持においてとても大切です。


男女ともに更年期障害が出現しやすい少し前、30代後半から40代前半には自分に合った運動習慣を身につけましょう。




【まとめ】

のぼせが本格的に続くと家事や仕事にも影響し、体調だけでなく精神的にもつらくなってきます。


身体の変化を予測しながら、今できることと、これからできること、それぞれに応じた対策をしながら無理なく穏やかな生活が送れるようにお手伝いできればうれしいです。




【次号予告】

次回は三陰交です。お楽しみに☆




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