こんにちは、鍼灸師の犬塚志保です。


朝晩涼しくなり、金木犀も香りはじめ秋の気配が感じられるようになりましたね。


今回は、秋冬に向かって気になる方も多い「冷え」について、東洋医学の視点からお伝えしていきます。


東洋医学では「冷え症」として単独の病名をつけることはほとんどありません。

症状として冷えがあったとしてもあくまでも2次的な症状として捉え、どうして冷えが感じられるのかを掘り下げて分析し施術方針に組み込んでいきます。


冷えを感じやすい部分と月経対策を踏まえ3つのタイプに分けてみました。

 

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東洋医学的冷え分類

1)陽虚

身体に陽の気が足りず、いつも冷えを感じている状態です。

特に腰や脚全体などを訴えることが多いです。


対策

月経痛には、下腹部や腰仙骨を温めると楽になります。

長時間入っていられる程度の温泉のような、穏やかな温め方が適しています。

おすすめのツボは、関元・中極です。





2)気滞瘀血

気の詰まりや、血の停滞が起こり、末端まで気血が巡りにくくなっている状態です。

特に、四肢末端や指先などの冷えを訴え、細かい血管の浮き出たようなものが見えることがあります。

痛いところや冷えている所を押さえるとより不快な気分になり、触られるのを嫌がります。


対策

月経痛は比較的強く、血の塊が混ざる場合もあります。

心身ともに緩め、縛り付けるものがあれば受け流して過ごしましょう。

股関節周りののストレッチや足指ジャンケンで、気血の流れの回復を試みます。

おすすめのツボは、血海・太衝です。





3)気血両虚

全体的に疲れやすく、常にだるさが抜けず声に張りが感じられません。

お腹が緩くなりやすい、立ちくらみなどを訴えることもあります。

特に、お腹周りの冷えを訴えることが多いです。


対策

月経の終わりかけに軽い月経痛を感じたりしますが、全体的な出血量は多くありません。

消化の良いものをよく噛んで食べ、腹巻などでお腹を冷やさない習慣をつけましょう。

おすすめのツボは、足三里・太白です。



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おすすめのツボは、お灸を行うことを想定した上でご紹介しました。
 

三陰交は全てのタイプに対応できるので、あえて外しました。
 

三陰交とタイプ別ツボを合わせて行うことで、体質や症状に合わせたケアができるのでぜひ参考になさってください。




あくまでも例としての「冷え」分類です。
 

もっと複雑な方や、これ以外の原因が絡んでいることもあります。
 

詳しいお話をご希望の際には、ぜひ鍼灸師に直接ご相談くださいませ。



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